時計が逆転しているホップと日時のない行
中継サーバーの時計がずれて、時刻が前のホップより戻っている例に、日時の欠けた行を加えた壊れた例です。逆転の警告と日時欠落のエラーを確かめます。
入力
メールのヘッダー
Received: from c.example by d.example with ESMTP Received: from b.example by c.example with ESMTP; Wed, 28 Oct 2026 12:00:00 +0900 Received: from a.example by b.example with SMTP; Wed, 28 Oct 2026 12:05:00 +0900
貼り付けた Received の並び
上が新しい(通常のメールのヘッダー)
結果
エラー 1 件・警告 1 件・情報 1 件
指摘(エラー・警告・情報)
- エラー 上から 1 件目の Received セミコロン(;)に続く日時がありません。Received は「; 日時」で終わる決まりです(RFC 5321 4.4)。経過時間は計算できません。
- 警告 2 番目のホップ 2 番目のホップの日時が、ひとつ前のホップより 5 分 早くなっています。サーバーの時計のずれか、並び順(上が新しいか古いか)の指定違いが考えられます。
- 情報 全体 Received は経路上のサーバーが書く記録で、送信元に近い部分は偽装できます。受信側が自分で付けた最上段の行を最も信頼し、下のほうは参考として読んでください(RFC 5321 4.4)。
| ホップ数 | 3 |
|---|---|
| 最初から最後までの時間 | -5 分 |
経路(古い順)
| 順 | FROM | BY | VIA・WITH | ID・FOR | 日時(UTC) | 前のホップからの経過 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | a.example | b.example | WITH SMTP | - | 2026-10-28 03:05:00(水) UTC | (最初) |
| 2 | b.example | c.example | WITH ESMTP | - | 2026-10-28 03:00:00(水) UTC | -5 分(前のホップより前の時刻) |
| 3 | c.example | d.example | WITH ESMTP | - | (読めない) | - |
検算(この結果になる理由)
一番上の行にはセミコロンと日時がなく、エラーが 1 件です。残る 2 つは 12:05:00 から 12:00:00 へ 5 分戻っているので、逆転の警告が 1 件出ます。経路は古い順に a→b→c→d と並びます。
判定の根拠は仕様と根拠に、仕様の出典とともにまとめています。自分の入力で試すにはツールをお使いください。
このツールの制約
- Received は経路上のサーバーが書くもので、送信元に近い部分は偽装できます。真正性は判定せず、書かれている内容を読むだけです。
- サーバー独自の形式(RFC 5321 に沿わない書き方)の行は、FROM や BY が取れずに警告になることがあります。
- 日時に含まれるゾーン名(EST など旧式のもの)は RFC 5322 の規則で換算しますが、実際の現地時刻とは異なる場合があります。
ご利用にあたって
- ヘッダーには個人のメールアドレスや IP アドレスが含まれます。このツールは端末の外へ送信しませんが、結果を他人に見せるときは該当部分を伏せてください。
- 結果は書かれた内容の整理で、経路や送信元が正しいことを保証するものではありません。